interview higuchi

元々製造業の仕事に興味があって、前職では車のシートを縫製する仕事をしていましたが、お休みが不安定だったことと、給与も少し物足りなさを感じていて、「もっと条件のよい安定した会社でしっかり働きたい」と考えていました。そんな折、ハローワークで栄通信工業の募集を見つけて応募しました。

はじめのうちは、板金製品の知識と計測機器の使い方の勉強から入りました。図面の読み方やノギスやスコヤーの使い方、機械の操作方法を学びながら、指導担当の先輩とマンツーマンで実際の製品を作りながら実践形式で仕事を学んでいきました。

自動機での曲げ加工を担当しています。製品ごとに段取りが異なるため、毎回違った調整が必要ですし、同じ条件で加工しても部材の個体差やその日の気温、湿度によって同じ角度で曲げられないことがあります。

自動機は夜間運転に動かすのですが、いつもと少し違う加工にトライした日の夜は、想定通りに加工機が動いてくれているかちょっとドキドキしますね。次の日の朝、想定通りに加工が終わった製品がずらりと並んでいるのを見ると、安心感と達成感を同時に感じます。

日々の仕事をする上で、常に目の前にある製品が最終的にはお客様に届く「売り物」であるという意識を持っています。また、機械や道具を自分の相棒と考え、彼らを大事に扱いながら作業に取り組むことがいい仕事に繋がるんじゃないかと考えています。